トリのマーク（通称）「幌馬車とコーヒー」 トリのマーク（通称）の１２ヶ月その３
＠武蔵小金井 ギャラリーブロッケン (2000/4/1-2 4ステージ)
全自由前売り2,300円 インターネット割引2,000円
台詞・演出・音響・宣伝美術：山中正哉 衣装プラン：山中正哉、柳澤明子
衣装・ギロン製作：丹保あずさ、中村智弓、櫻井拓見 制作：柳澤明子ほか
会場：久保海松子
出演：
丹保あずさ：女主人。人形を作ったりとか。
柳澤明子 ：女主人の家に出入り、お手伝いがしたくてたまらない女の子
櫻井拓見 ：↑のライバル。シニカルに笑う男の子。
中村智弓 ：女主人のメイド ＊[元P.E.C.T.]
出月勝彦 ：自称・用心好きの用心棒
山中正哉 ：屋敷の主？、眠り続けていた人
2000/4/2(日)晴れ 6:00-6:45PM(45) 前方より 客席満員(45？人）
客層：20-30才代中心。女性過半数。
客入れ：三々五々と集まり、超満員。折り込みパンフ。いつものようにイラスト
入り。終演後にどことなく関連話しの冊子配布。
広く劇場空間を使った前回公演も好評。おなじみ小空間のひとつに戻っての今回
場所。コンクリート打ちっ放し、高い円筒上に明かり取り窓。１２畳ほどを客席、
舞台で半分こ。正面下方の大きなガラス越しの小庭に、花柄ワンピの丹保さん。
小庭でソーイング、ギロン（子犬人形）つくり。
お話。女主人とあれこれ。返事はいいが仕事がすすまないメイド（でも憎めない
はにかみ笑顔）。お使いがしたくて、うずうずぱたぱたとしてる女の子とその
ライバルの男の子。叫んだ花が現実となる特技をもった男。とか。戸外にも
不思議。引き手の馬がいない幌馬車が現れたと思ったら消滅、跡に花咲く
コーヒーの立木を残して、うーん？？。なにもない！？奥から主人が目覚め来る。
ばたばたしちゃったからねえ。小型の牛、光る、と寝てる合間ににらめっこして
いたら…。なんとコメントしたらいいの？、ふーんと聞く女の子。
さて、訳知りの女主人は寝ていた男のため、水をとりにいったきり戻ってこない。
お使いの２人と件の男も、どこかへと。無人の部屋、テーブルと椅子、メイドは
スープの準備ができたことを告げるのだった。
手のひらサイズから広がる不可思議、トリのマークらしい一遍。消えてはまた
現れるモチーフがいつものようにあれこれ。ちょっと見える戸外、見えない母屋と
ギャラリーの構造を巧く使い、想像世界を広げて○。
役者。新人２人。といっても中村さんは、元P.E.C.T.＠湘南出身。表立たない
含んだ表情が２人とも独特。個性発揮をこれから期待。丹保さん。女性らしい
優しい出で立ちに、ちょっときつめ言葉の取り合わせの妙。ふーん。柳澤明子さん、
出月勝彦さん。謎めく周囲にわかりやすい愛嬌ある２人。思わず微笑みねこ。
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