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 バンコク・シアター・ネットワーク×東京芸術劇場共同制作「農業少女」
 タイ現代演劇バージョン

 @池袋 東京芸術劇場 小ホール2(2009/11/20-23 5ステージ)
 http://www.geigeki.jp/
 全指定 前売3500円 当日3800円 2演目セット券6000円

 原作:野田秀樹(野田地図 初演レポート) 翻案・演出:ニコン・セタン
 舞台監督:スッチャワディー・ペーッパノンボン(チェリー)、
 グリエングライ・フーガセーム(グリエン)
 照明デザイン・技術監督:タウィット・ケーッブラパイ(エム)
、音響オペレーション:ナパット・ディーブララート(ティム)
 プロデューサー・プロダクションマネージャー:ピンティップ・サッパレーップラーイ(ボック)
 主催:東京芸術劇場(財団法人東京都歴史文化財団)
 企画・制作:特定非営利活動法人メコンクラブ
 後援:タイ王国大使館、国際交流基金 平成21年度文化庁国際芸術交流支援事業、
 日メコン交流年交流事業
 出演:バンコク・シアター・ネットワーク所属俳優

 オーンアノーン・タイスリウォン(ゴルフ):マリ(原作 百子)
 カンティー・アナンタガン(カン):プラウィット(原作 山本ヤマモト)
 ナット・ヌアンペーン(ナット) :スープサック(原作 都罪)
 ダムケン・ティタピヤサック(ビッグ):マリの伯父ほか
 ジャールナン・バンタナート(ジャー):マリの影ほか
 パーンラット・クリッチャーンチャイ(イゥ):マリの母ほか
 ナッタボン・クムマター(ター):プラウィットの影ほか
 ドゥダオ・ワッタナパゴン(ダオ):スープサックの秘書ほか

 2009/11/20(金)晴 8:15-9:54PM(1'39)正面上手前方 客席9割(170人)
 客層:中年層中心に幅広く。野田芸術監督も客席。
 客入れ:字幕無し、無料(預かり金1000円)のイヤホンガイド貸し出し。三方囲み客席
 、サイド2列、正面8列。折り込みチラシとパンフは赤鬼と共通。赤鬼からの梯子客の
 ため、開演を予定より15分遅らせ。 カーテンコール2回1分。やや薄めの拍手残って
 2回コール。

 原作の舞台をタイに移した翻案版、現代口語劇での上演。
 舞台。黄緑の一面、手前に舞台幅一杯の水路(土をいれた田んぼ)。調度は簡素な箱
 など持ち込み、組み合わせて使用。

 お話。タイの田舎、少女は農業を嫌い、都会・バンコクへ家出する。拾ってくれた
 大学教授と同棲しながら、虚しさの埋め草のようにAV映画出演、NPO活動したり、
 様々に挑戦。結局、田舎に戻り、「農業少女」米を育てることになるが。

 ちと稚拙も若やぎ、熱気ある舞台。タイに置き換えた今日性がよくわからず、残念
 ねこ。役者達は活き活きと演じて、気持ちよし。マリ役・ゴルフさんのしなやかな
 逞しさ、目の輝きの強さが印象ねこ。

 本日の進行
 赤鬼  @小ホール1 6:31-8:05PM
 農業少女@小ホール2 8:15-9:54PM
 トーク  9:56-10:19PM

 アフタートーク 9:56-10:19PM(23) 6,7割のお客残り
 ニコン・セタン(ニコン)、ナット・ヌアンペーン(ナット)、司会通訳

 かい摘んで箇条書き。
 ・現地では観客がタイ人なので舞台を移した。米産地であることが日本と共通。
  設定は本格的米産地の東北地方にした。
 ・土地を使うが日本の土は乾いていて、女優の足が汚れないのが不満。
 ・小さな劇場で人の営みを描きたい。観客との距離を短くして、暖かみを伝えたい。
 ・演出としては、枠にはめるより、日常に繋がる芝居にしたい。
 ・タイでも派閥争いがあったり、街で勧誘があってり、共通の問題がある。
  心の純粋さが失われていっていることも感じている。話の内容はタイの観客にも
  受け入れやすいものでした。

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