＠大阪 ウイングフィールド（2012/8/31-9/3 6ステージ）
http://www.wing-f.co.jp/
全自由 前売一般3000円 前売学生2000円 当日一般3300円 当日学生2300円
ペア5000円 初回特別料金一律2000円
作・演出：深津篤史 舞台美術：池田ともゆき 照明効果：西岡奈美
音響効果：大西博樹 舞台監督：橋本健司 舞台アドバイザー：谷本誠
演出助手：森本洋史 衣裳：はたもとようこ イラスト：山田賢一
写真：白澤英司 制作：桃園会 主催・企画・製作：桃園会
初演 再演 第27回公演 第43回公演 アイホール ウイングフィールド 2004/5/28-30 2012/8/31-9/3 4ステージ 6ステージ ザ・スズナリ 2004/6/10-13 5ステージ 自由2800円 3000円 1時間30分 1時間18分 出演： カネダ（その部屋の主 元中野金属工員） 紀伊川淳 亀岡寿行 ヘライ（カネダの後輩 高校時代に同部活） 小坂浩之 橋本健司 ナガブチ（カネダの後輩 彼女いない） 橋本健司 濱本直樹［DanieLonely］ タマヒメ 柴本大吾 長谷川一馬 ハナリキ 長谷川一馬 小野亮子 アサヒ 亀岡寿行 石塚博章［空の驛舎］
ヤマダハナ（カネダの会社購買 一夜限りの仲）江口恵美 寺本多得子 オノマユミ 川井直美 福良千尋 コメット 加納亮子 阪田愛子 ドミノ 森川万里 ← チワワ 荒木千童 原綾華 タクハイ はたもとようこ ←
2012/9/2(日)曇 6:08-7:26PM(1'18) 最前方中央 客席満員(90？人)
客層：大人よりに幅広く、男女半々。
客入れ：整理券配布、開場時で１０数人。1列分をあけた、ゆる雛壇桟敷7列。
折り込みチラシ厚め、パンフ B5 3ページ。20周年によせた一言。次回公演。
アンケート上位（といっても5位位だったか）「bule film」「よぶには、とおい」
二本立て再演。物販。20周年記念台本 2000円。台本には舞台生写真付き。
カーテンコール１回。
20周年記念再演第一弾、観客アンケート4位作品。1位は「うちやまつり」だった
かな。
登場人物人数や劇場の都合で、上位は上演しがたいのだとか。
舞台。削ぎまくり、初演と様変わり。装置を廃して平台の床、壁にドア装置のみ。
万年床の向こうドアは一段低く、足下が見えず。出捌けの無気味さを増し。
お話。取り壊し迫る社宅に居座る男。錯綜する記憶と妄想、宙ぶらりんの現実。
物語設定はそのままに、演出は密集度、濃さを増し。役者芝居、身体により託して
「リアルな悪夢」を生々しく体感させ。劇場はアイホール→スズナリ→ＷＦと窮まり
閉塞感もっていよいよ嵌まり。まるで、主人公男性の脳内に迷い込んだよう。
ぐじゃぐじゃの時系列、妄想と現実が大小様々に混在する、快感を呼ぶ気持ちの悪さ
バッドトリップ感がたまらないねこ。
アフタートーク 7:31-8:02PM(31) およそ居残り
はせひろいち[劇団ジャブジャブサーキット]、深津篤史、橋本健司
以下覚書、不正確なこと、抜けばかりなことをお断り。
はせ （観客投票は何位＞4位）それは微妙な。ジャブ〜の大阪公演は96年から、
97年に「トートの書」をみて、こんな難しい上演するのかとおもった。作演出
もちよりの俳優プロデュース公演のエピソード、ラストで窓からコンクリート
ブロックを通りに投げ落とす、下には登場人物がいるというはせの台本を如何に
工夫して演出したか。折しも雷鳴の天然の効果がもの凄かったとか。
深津 演劇は続けるとは思っていたが、劇団が20年続くとは思ってもいなかった。
増えたり減ったりしながら、危機のたびに賞をもらったり、東京公演があったり、
運が良かった。
はせ 10年、20年やっていると人生最後の劇団担ってしまう。
深津(再演）台本はほとんど変更していない。時事ネタだけ入れ替えた。演出は全然
変えた。初演はトタンのセットを建て込んだ格好。
はせ 舞台を上げると照明が大変、さらにドアをさげたので足下がみえないので
去り際がとてもいい。
深津 ともゆきさんががんばった。美術は最初は自分でやっていた(制作まで全部
自分で）頼みたかったが見た目怖いのと、高いのかなと。トートの書がともゆき
さんの好きなタウデシュ・カントールなのでぜひオレにやらせろと引き受けて
くれてた。お金がないのでシンプルになってなっている。
はせ この前の新国立（温室）の美術は凄かった。全体がまわるとか赤がいいとか
あるけど、床の汚し具合が美術家のこだわりを感じさせた。
深津 セットができてから考える。打ち合わせはしない。台本をともゆきさんへ
送って、突然夜中とかにfaxが送られてくる。
はせ ジャブジャブとの公演では打ち合わせがあったので、喜んでいた。
深津 新国立は客席がとれるセットにする必要があるので、打ち合わせをする。
桃園会をやっていると、新国立はよかったなと思う。ピッコロ劇場の公演は飾って
いて、ともゆきさんもお金があると飾るのかと思った。faxをみるとこどもの絵
かと思ってしまうが、やっていくとこれしかないとなる。
深津 (今後の予定）来年新作はない。演出はやれるので十分幸せ。20年の縛りは
ない。（劇団は何人）12人、若い人が中心になれるまで頑張ろうかと。
男優が欲しい、募集中。(入るといいことがあるのか）東京へいける、たまに
老舗の弁当がでる。新国立では俳優がスタッフを含めて全員に弁当を差し入れを
してくれる。稻垣吾郎さんから叙々苑の焼肉弁当とか。自分もたまに弁当をふる
まうので、そこから出前がとれる。
質問 最初のシーン(雨の仮面を被ったモブが囁く）とか少年王者舘かと思ったが、
影響はありますか。
深津 ないが、2人とも好きな世界なので。見ているから影響はあるかも。
質問 なぜ1位の作品を上演しないのか。
出演の人数、劇場の関係で上演できない。
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