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 KAAT×地点 共同制作作品第5弾「三人姉妹」

 @横浜 神奈川芸術劇場・中スタジオ(2015/03/09-22 11ステージ)休演10、11、15、19日
 http://www.kaat.jp/
 全自由(整理番号付き) 一般3500円 U24チケット1750円 高校生以下1000円
 シルバー3000円(満65歳以上) プレビュー公演一般2000円 24歳以下1000円

 作:アントン・チェーホフ 演出:三浦基 翻訳:神西清 舞台美術:杉山至
 衣裳デザイン:コレット・ウシャール 音響デザイン:徳久礼子
 照明デザイン:山森栄治 舞台監督:小金井伸一
 プロダクション・マネージャー:安田武司 技術監督:堀内真人
 宣伝美術:松本久木(MATSUMOTOKOBO Ltd.) 制作:伊藤文一、小森あや、田嶋結菜
 出演:
 石田大 :アンドレイ(長男)
 伊東沙保:ナターシャ(アンドレイのいいなずけ、のちに妻)
 
 安部聡子:オリーガ(長女)
 窪田史恵:マーシャ(次女)
 河野早紀:イリーナ(三女)

 小河原康二:クルイギン(中学教師、マーシャの夫)
 小林洋平 :ヴェルシーニン(陸軍中佐、砲兵隊長)
 岸本昌也 :トゥーゼンバフ(男爵、陸軍中尉)
 田中祐気 :ソリョーヌイ(陸軍二等大尉)

 2015/03/22(日)晴 7:35-8:50PM(1'22)後方中央 客席満員(120人)
 客層:20-30才代と中年層。男女半々。
 客入れ:劇場幅一杯の客席。ひな壇に桟敷3、椅子2〜3列。折り込みチラシ厚め。
 パンフ A5 3ページ。物販 関連本など。カーテンコール3回2分。

 ことの始まり 青年団・アトリエ春風舎新装記念公演では不動の態勢で演じ、
 10年経った今回は真逆、激動の舞台に様変わりし。
 舞台。とこどこスモークされた横長ガラス壁、下手に古びたリアルドア、反対に
 飾りドア。床の両袖側には白墨でローマ数字列。壁は役者が移動して距離感やら
 演出。
 お話。都落ちした三人姉妹とその兄。モスクワ行きを望みながら、田舎暮らしと
 悲恋のなかで、彼女たちの希望は失われていく。

 とってもエモーショナル。ガチで取っ組み合いする、地獄絵図演技スタイルで、
 痛切に心理と関係性を炙り出してみせ。二人で(取っ組み合って)も一人、
 絶対孤独な原作台詞の源をさらけ出してくれて、嫌になるほど素晴らしい。
 ヤナイハラミクニ プロジェクトの手法と同方向かしらんに舵取りかしらん。
 あれだけ動いて発声が良いというのには、いつも以上に驚かされるねこ。 
 ヴォイスパフォーマンスとして、よりエンタメの域。小林洋平さんが変幻自在に
 して客席を沸かせ。

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