＠渋谷 シアターコクーン(2005/9/9-10/22 49ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 S席13000円 A席10000円 コクーンシート6000円 中2階立見券4000円
当日券 2階立見券3000円ほか
＠大阪 シアターBRAVA！ 10/28-11/6 12ステージ
作：井上ひさし 演出：蜷川幸雄 音楽：宇崎竜童 美術：中越司
照明：原田保 衣裳：前田文子 音響：井上正弘 振付：前田清実
ヘアメイク：高橋功亘 ファイトコレオグラファー：國井正廣
所作指導：花柳錦之輔 歌唱指導：泉忠道 音楽補：池上知嘉子
演出助手：井上尊晶ほか7名 舞台監督：白石英輔 宣伝美術・写真：永石勝
プロデューサー：加藤真規 企画・制作：Bunkamura
出演：
吉田鋼太郎：鰤の十兵衛
高橋惠子 ：お文
夏木マリ ：お里
篠原涼子 ：お光、おさち
西岡徳馬 ：よだれ牛の紋太、蝮の九郎治
壤晴彦 ：小見川の花平
勝村政信 ：尾瀬の幕兵衛
藤原竜也 ：きじるしの王次
唐沢寿明 ：佐渡の三世次
白石加代子：閻魔堂の老婆、飯炊きおこま婆
高橋洋 ：佐吉
毬谷友子 ：浮舟太夫、お冬
沢竜二 ：大前田の栄五郎
木場勝己 ：隊長
ほか、下記参照
2005/10/1(土）晴 6:35-10:35PM(1'55/休21/1'42)2F最前列 客席超満員（810人）
客層：20-30歳代中心に幅広く女性7,8割。お友達連れ多し。
客入れ：当日券。中２階立ち見満席、２階は空きあり。ほか2F後方などに補助椅子。
ロビーで天保うどん500円、お弁当など販売。トイレは具体的に誘導(1階は2階の
3倍の回転率。2階に列ぶと間に合わない恐れあり等）。ロビーは混雑、アンケート
記入用に劇場外にテーブル置き。
折り込みチラシ厚め。折り込みパンフなし。物販。パンフ(A4 80ページ 2000円)
通常の2倍厚さ、読み物、資料、写真盛りだくさん。付録で蜷川幸雄×松任谷由美
対談収録。ポスター大小売り切れ。Ｔシャツ2500円。 カーテンコール2分3回
2005年 コクーン×蜷川シリーズ最終。74年初演、3年前・いのうえひでのり演出で
再演。今回は改稿結構の模様。時間短縮も、シェイクスピア37作品のモチーフは
すべて織り込んだとか。
舞台。バルコニーに大理石彫像がある洋館、は英国グローブ座を模したとか。
も、百姓達がどんがらと壊して、蜷川が考える上下二段の舞台に転じ。平台に乗せ
られて装置が出捌けして、どんどん場面展開。もちろん客席も準舞台となり。
お話。権力、色、金ら欲望がもたらす皮肉な有為転変、惨すぎる悲喜劇。
天保年間、下総。有力者は老齢から三人の娘に財産分与の話を持ち出す。口が達者な
長女と次女はまんまと獲得するが、口べたながら親思いの三女は家を追われて
しまう。長女と次女がヘビとマングースと敵対する中、それを利用し成り上がろうと
無宿者が現れる。２人の争いはやがて村を呑み込み、血みどろの様相を呈してくるの
だが。
大作大変も大いに楽しめる、蜷川演劇フルコース。井上作品らしく、惨劇ベースも
歌と笑いがてんこ盛り。スピーディな殺陣、あややセクシーな場面には、付き添い
お父さんも満足。宇崎竜童・音楽は、らしく昭和テイスト。わい雑さと風刺混じりの
歌詞によくあい。テンポ良い進行の中、調子こいて？繰り出される、蜷川演劇自演
カバー。今前の十二夜、NINAGAWAマクベス（かな）やら、パロしまくり。御大自ら
楽しんで居られてるの伺われて、微笑みねこ。
で、お楽しみの役者芝居。蜷川氏の手綱を意識しながら、自由闊達に楽しんでるのが
伺われて、これも微笑み。主役・唐沢さん。今役者陣の中では違和感感じるほど、
ストレート。しかし、手応えの十分の剛速球をみせて素敵。勝村さんも同印象。
止めどない成長期にある藤原君。節度有る弾けぶりが王子様と素敵。女優ひさびさ？
、篠原さん。狂っても魅力的に、オフィーリア好演。そして、唯一バラード○。
あとはもう怪物ランド（失礼）。正統派の吉田さんがまず暴れん坊。妖怪・白石さん
、夏木さんは期待違わず怪演。妖女・毬谷さん。年を取るたびに可憐になる不思議。
ほか、おじさんおばさん俳優がまた濃口ぞろい。もうお腹一杯もあと二三杯はいける
かも、な危険な美味しさ。うーん、せめてもう一回おかわりしたかったねこ。
●初演〜今回 対比 初演 再演 今回 1974/1/5-2/3 2002/3/5-24 2005/9/9-10/22 西武劇場 赤坂ＡＣＴシアター シアターコクーン （現PARCO劇場） 24ステージ 49ステージ 3/30-4/7 10/28-11/6 大阪厚生年金芸H シアターBRAVA！ 11ステージ 12ステージ 4時間30分 3時間20分 3時間37分 作 井上ひさし ← ← 演出 出口典雄 いのうえひでのり 蜷川幸雄 美術 粟津潔 堀尾幸男 中越司 音楽 宇野誠一郎 岡崎 司 宇崎竜童 振付 西田堯 川崎悦子 前田清実 アキコ・カンダ 照明 古川幸夫 原田保 ← 音響 秦和夫 井上哲司 井上正弘 歌唱指導 帆足琢也 右近健一 泉忠道 殺陣指導 中村靖之介 田尻茂一 國井正廣 舞台監督 三田村晴夫 芳谷研 白石英輔 演出助手 高島宏充 坂本聖子、小池宏史 井上尊晶ほか 企画制作 西武劇場 日本劇団協議会 Bunkamura 阿部義弘事務所 劇団☆新感線 出演： 鰤の十兵衛 中村伸郎 小林勝也 吉田鋼太郎 お文 根岸明美 村木よし子 高橋惠子 お里 稲野和子 西牟田恵 夏木マリ お光／おさち 木の実ナナ 沢口靖子 篠原涼子 よだれ牛の紋太 西村淳二 橋本じゅん 西岡徳馬 小見川の花平 矢崎滋 粟根まこと 壤晴彦 蝮の九郎治 高木均 池田成志 西岡徳馬 尾瀬の幕兵衛 勝部演之 古田新太 勝村政信 きじるしの王次 金森勢 阿部サダヲ 藤原竜也 佐渡の三世次 峰岸隆之介 上川隆也 唐沢寿明 清滝の老婆 小林トシエ 熊谷真実 白石加代子 安中の老婆 新井れい子 西牟田恵 市川夏江 真岡の老婆 二本柳潤 村木よし子 五味多恵子 甲府の老婆 二瓶美千代 後藤智恵 中島陽子 大間々の老婆 宗形智子 清水美砂子 羽子田洋子 佐原の老婆 遠藤久美子 滝沢貴子 加藤弓美子 川越の老婆 石川耀子 武藤陶子 太田馨子 八王子の老婆 竹内美弥子 右近健一 蓬菜照子 閻魔堂の老婆 白石加代子 飯炊きのおこま婆 山川弘乃 白石加代子 その息子佐吉 矢崎滋 高橋洋 浮船太夫 中村まり子 毬谷友子 ぼろ安老人 中村伸郎 森塚 敏 飯田邦博 お冬 中村まり子 高橋礼恵 毬谷友子 土井茂平太 松熊信義 山本 亨 原康義 手付い 佐藤輝昭 池田成志 清家栄一 手付ろ 矢崎滋 阿部サダヲ 堀文明 大前田の栄五郎 高木均 森塚 敏 沢竜二 国定村の忠治 西村淳二 古田新太 妹尾正文 飯岡の助五郎 山口哲哉 小林勝也 壤晴彦 笹川の繁蔵 洞英治 粟根まこと 吉田鋼太郎 清水港の次郎長 佐藤輝昭 右近健一 大川浩樹 利根の河岸安 田中崇 池田成志 鈴木豊 隊長 観世栄夫 熊谷真実 木場勝己 百姓隊員い 西村淳二 橋本じゅん 塚本幸男 百姓隊員ろ 佐藤輝昭 森塚 敏 グレート義太夫 百姓隊員は 小林トシエ 高橋礼恵 福田潔 百姓隊員に 高橋伸彰 村木よし子 亡霊 西村淳二 西岡徳馬 壷振り 松熊信義 新川將人 若い衆イ 佐藤輝昭 若い衆ロ 矢崎滋 若い衆ハ 中川明 井面猛志 若い衆ニ 洞英治 篠原正志 若い衆ホ 高橋伸彰 田村真 勇ましい若者 壱 高橋伸彰 勇ましい若者 弐 金子扇太呂 女郎衆 宗形智子 高橋礼恵 市川夏江 二本柳潤 蓬菜照子 新井れい子 中島陽子 石川耀子 羽子田洋子 遠藤久美子 加藤弓美子 清水美砂子 太田馨子 竹内美弥子 栗田愛巳 二瓶美千代 松岡さやか 松坂早苗 江間みずき 陰の義太夫 ギター 岡崎司 ベース 高橋ヨシロウ ボーカル・ギター T A K l ドラム Takeshi キーボード 石黒彰 若い衆・百姓・客 川原正嗣 前田悟 武田浩二 横山一敏 伊藤竜也 小豆畑雅一 女郎・百姓 仲里安也美 栗原妃美 菅原和歌子 佐藤浩子 竹内いづみ 平田ももこ 武藤陶子 後藤智恵 滝沢貴子 百姓隊 並木大輔 妹尾正文 河野琢生 飯田邦博 神野崇 井面猛志 岡田力 篠原正志 松本芽育 田村真 牧野淳子 角田明彦 草野万葉 大橋てつじ 織田陶子 ひかる光一 大島奈穂美 宮田幸輝 青木和美 小堤美紀 永井美羽 牧吾朗 岡林史泰 渡部洋 佐藤耕一郎 王次の親衛隊 大川浩樹 グレート義太夫 新川將人 賭場の客 鈴木豊 清家栄一 旅人 塚本幸男 福田潔 若い者 堀文明 角田明彦 大橋てつじ ひかる光一 宮田幸輝
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