＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2005/3/17-30 19ステージ）
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
全自由（整理番号付）一般3500円 学生2000円 高校生以下1500円
御前会議＋ヤルタ会談 セット券4000円（劇団電話予約のみ）
作・演出：平田オリザ
舞台美術：杉山至×突貫屋 装置：鈴木健介 照明：岩城保 制作：澤藤歩
宣伝美術：工藤規雄＋高橋加絵、太田裕子 宣伝写真：佐藤孝仁
主催 (有)アゴラ企画・青年団
出演：
鈴木智香子：植田
太田宏 ：中島ともお
申瑞季 ：中島由希子
兵藤公美 ：木下
島田曜蔵 ：瀬島
奥田洋平 ：田中
井上三奈子：松岡
山田[五反田団]：佐藤
2005/3/27(日)晴 7:32-8:51PM(1'18) 後方より 客席満員(70人)
客層：老若男女、直前のヤルタ会談とも中高年が目に付き。
客入れ：ヤルタ会談と同様。円卓の両端のやりとりがあるので、やや後方が○と
思うねこ。
忠臣蔵・ＯＬ編、ヤルタ会談に続く、会議シリーズ（なの？）最新。
舞台。大きなドーナツ状テーブル、手前に切れ目。上には出席者の名札、観葉植物
、ひょうたん型オブジェ。テーブルの脚同様、シンプルな白いスツールが等間隔。
真正面には「山田」が黙して座り。
お話。会議の議題は「駐輪場」「賞味期限」「人生の意味」ととりどり。決まら
ない会議と、煮え切らない男女関係 の行く末は？。国民不在の討議の末、ポツダム
宣言を黙殺＞御前会議つう歴史を、決まらない議事次第に潜め、新たな戦時下に
ある今の混沌とミックスして描いてく。
笑ける寓話に紛れて、暴力（戦争）のヒヤリ感。粟立つ思いねこ。日常〜超現実な
議題、無責任、日和見な会議次第に、男女三角関係のドロドロやらがクロス。
下世話またははっちゃけた会話、すったもんだのドタバタぶり（従来比）にくす
くす笑いねこ。平田オリザになにがあったの？な、異色な笑いちりばめ。
気安く油断してるところに、落とし穴どかん。あからさまな暴力と、やりきれない
隷属が来襲。冷や汗ひゅーねこ。またぞろ混沌としてきた時代、聡しげまた説得力
ありげな者達の謀略への危機感を思い起こさせ。ほか。史実のポツダム宣言会議机
を空洞化したよな装置。不明感抜群の存在感を示した「山田」の名演。遅刻常習者
と常時欠席者。とか、あれこれと暗喩や示唆に富んでて、味わいあり。噛み噛み
旨いスルメと、再演を重ねてほしいねこ。
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