＠池袋 東京芸術劇場シアターイースト（2013/5/21-6/2 15ステージ）
http://www.geigeki.jp/
全自由（整理番号付）前売（前半割）3000円 当日3500円 前売3300円 当日3500円
学生 前売・当日共2500円 高校生以下 前売・当日共1000円
＠兵庫 AI・HALL 6/5-6 3ステージ
＠三重 三重県文化会館 6/8-9 3ステージ
＠福岡 北九州芸術劇場 6/11-13 3ステージ
＠香川 四国学院大学 6/15-16 3ステージ
＠北海道 コンカリーニョ 6/22-23 2ステージ
作・演出：岩井秀人 舞台監督:谷澤拓巳 舞台美術:秋山光洋
照明:松本大介（松本デザイン室） 音響:高橋真衣
衣装:小松陽佳留（une chrysantheme）記録・宣伝写真:曳野若菜 WEB:斎藤拓
宣伝美術:土谷朋子（citron works）票券:冨永直子（quinada）
制作:三好佐智子（quinada）、坂田厚子（quinada）、藤木やよい、西村和晃
企画：岩井秀人、三好佐智子 主催：ハイバイ、quinada
「て」初演 再演 改題3演 今回4演
青山円劇カウンシル
駅前劇場 東京芸術劇場 青山円形劇場 東京芸術劇場
小ホール1 ほか
2008/6/18-23 2009/9/25-10/12 2011/4/13-28 2013/5/21-6/2
9ステージ 15ステージ 17ステージ 15ステージ
全自由2800円 3300円 指定5800円 全自由3300円
1時間38分 1時間46分 2時間3分 1時間39分
父 ：猪股俊明 ← 大鷹明良 猪股俊明
通子 (母) ：岩井秀人 菅原永二 ユースケ・サンタマリア 岩井秀人
太郎 (長男) ：吉田亮 ← 滝藤賢一 平原テツ
よしこ(長女) ：能島瑞穂 青山麻紀子 内田慈 佐久間麻由
次郎 (次男) ：金子岳憲 ← 荒川良々 富川一人
かなこ(次女) ：上田遥 ← 浅野千鶴 上田遥
菊枝 (祖母) ：永井若葉 ← 研ナオコ 永井若葉
前田(次郎の友人)：町田水城 ← ノゾエ征爾 高橋周平
和夫(よしこの夫)：平原テツ ← 古澤裕介 奥田洋平
牧師 ：古舘寛治 大塚秀記 小河原康二 小熊ヒデジ
葬儀屋(1) ：折原アキラ 坂口辰平 田村健太郎 青野竜平
葬儀屋(2) ：高橋周平 用松亮 師岡広明 用松亮
2012/5/21(火)曇 7:32-9:12PM(1'39)奥側後方 客席ほぼ満員(210人)
客層：20-30才代中心、中年層少なめかな。男女半々。
客入れ：30分前ロビー会場、開場時80人ほど。初演以来の対面客席。奥側がロビー側
より低い設定なので留意方。中段以降が見易し。折り込みチラシそれなり。
パンフ A4両面。物販。台本800？円 サイン本、公演DVD。2枚買うとエコバック
おまけ。カーテンコール1回1分。
舞台。舞台幅のフローリング。ドアはオリジナルの中空ノブで模し。□フレームの
四隅に柱をおろして、部屋空間。柱の下半分が焼け焦げ、暗雲が立ちこめる状況に
なるとフレームが傾げ歪み。
離れられない家族間残酷ディスコミュニケーション、その屈託、残酷ぶりを笑いに
転化したりの私戯曲。キャスト代わるも、メインは盤石配役で持ち味変えず。
歪む部屋空間美術は気づかない人がいそう。前後半で180度配置が変わるのはわかり
やすい。
アフタートーク 9:20-9:49PM(29)9割方居残り
西山さつき(NPOレジリエンス 副代表)、岩井秀人、徳永京子
岩井 一人で喋る予定だったのが劇場の要請で3人になったと、ＤＶを受けた人を
サポートするＮＰＯゲスト紹介。
徳永 劇場の企画でいつもと違うプラスをし、観客に違う見方をしてもらえないか。
今日も笑ってもらったが芯には乗り越えられないものがある。面白いだけで終わって
ほしくない。変な父親、面白い母親だけで終わったら嫌だ。「て」を実際にＤＶに
関わった方にみてもらうことにした。
西山 レジデンス活動について。自力で立ち上がる手助けをする。ＤＶがメイン
なのはスタッフが被害者が多いから。今日の舞台はなんとかしてコントロールしたい
という緊張感があった。
岩井 意図していないがコントロールしてる家族。
西山 具体的には境界線の講座、家庭内に境界線をつけると楽になることを
アドバイスしている。（岩井 そんな家族があるのか）今日の舞台は境界がめろめろ
だった。ほどよい境界線はある。
岩井 家族がデフォルト。私の父親は自分の苦労、がんばりをいちいち言って
怒った。大人はなぐるものだと家の外にでるまで思っていて、30才を過ぎるまで
年上の人が怖かった。他の人の父親のことを聞いていく内にこなれていった感じ。
西山 （回復はどうやって）境界線があっていいと、今日の舞台ならカラオケを
歌っても歌わなくともいいといってあげる。
岩井 岩井家の多数決では「歌う」。最近また舞台をみた姉が「ぶり返した」話。
コントロール下で勘違いしてきたから、ちょっとした一言で衝撃をうけてしまう。
家族は他人だと思っていない。
西山 （私が相談してわかっても、家族全員にまわらない）家族間でも距離をとる
のは健全な選択肢。家族をつれて聞いてもらっても、変わりたいと思わない人は
変わらない。（徳永 それぞれの立場がある作品なので多くの強化を得てきたと
思う。）1対多数で講義をして、それぞれに選んでもらう。
（「て」の感想）ややこしい、ねばならないという家族神話があるし。
（なかでも声を掛けてあげたい人）子供の立場の人。お母さんにも別の人生があると
いってあげたい。
岩井（「て」を書いて楽になったか）楽になったが関係は変わらない。実家にいて、
やめてほしい父親の行状について。暴力はやめたが、今度は望遠鏡で☆を見るように
なった。そこまで家族と向き合いたくないのか！と。作品で父親をモンスターにして
笑う。おまえで稼いでやる、これをみて死んでしまえと思う。面白がると客観的に
見ることができるし、お客さんとの間で別のものになる。少しずつ外へでていく、
自分でセラピーしてるよなもの。
質問コーナー
Q1母親をなぜ自分で演じるのか。
俳優とはひどい目にあいたいものだから（自分で演じた。）
Q2初演と違うところ
舞台が180度変わるところ。
Q3家族は舞台をみたのか。
兄が見に来た。いい人にエフェクトをかけているが、どれをみて調子に乗っていた。
家族を傷つけたことは謝っている。
初めて見た人、挙手アンケート ＞ 半分以上。再演でも減ることはないとか
かんとか。
岩井 おばあさんの葬儀の時の話を家族から聞いたら、みんな話が違っていた。
そこから書いてみようと思った舞台。
おまけ 外広場でアート展示中というのに…
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